外来看護師のブログ(内視鏡編)
外来内視鏡室では、主に消化器・呼吸器領域における内視鏡検査・治療や医療放射線を用いた診断・治療を行うところです。その中で今回は医療放射線領域のことにお話ししてみたいと思います。
IVR(Interventional Radiology=インターベンショナルラジオロジー:アイ・ブイ・アール)という言葉をご存じでしょうか。X線(レントゲン)やCT、超音波などの画像診断装置で体の中を透かして見ながら、細い医療器具(カテーテルや針)を入れて治療を行う分野です。この治療方法のメリットは、外科手術のようにおなかや胸を切らずに体の奥にある臓器や血管の治療ができるため、身体への負担が圧倒的に少ないことです。IVRでは常に医師、診療放射線技師、看護師が協働して治療を行います。看護師は医師の介助だけでなく、治療に伴う身体的変化を観察するとともに、患者様の緊張や不安を少しでも和らげられるような対応を目指しています。