ケアの中で患者様から教えられたことを大切にしたい
私が緩和ケア認定看護師になったのは2007年のことです。がん末期の患者様・ご家族の様々な苦痛や苦悩に対してできることを求めた末、より専門的な知識をが必要と考えたことが背景にありました。研修では、知識習得の喜びと、看護を言語化する大変さとを同時に覚えたのを思い出します。
今は終末期の患者様とご家族への緩和ケア、外来でのがん診断後の患者様の支援などを実践しています。また、緩和ケアチームのメンバーとして月2回程度、相談などを受けています。
緩和ケア内科病棟には多くの患者様との出会いと別れがあります。その中で患者様が教えてくださったことを大切に、これからも患者様・ご家族を支援していきたいと思います。